2007年10月20日のひとりごと。
Leopardの次からがAppleの正念場だ
MacOS X v10.5 Leopard
posted with amazlet on 07.10.20
アップルコンピュータ (2007/10/26)
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LeopardはこれまでのAppleのパッケージOSの集大成と言えるでしょう。でも、先行して登場したWindows Vistaなんか見ても、ユーザのパッケージOSへの期待はそれほど熱の入ったものではないようです。どちらかと言うと、「十分使えるし、良いや」なんて考えの人が多いんでしょうね。そりゃ、バージョンアップするに連れ新しいマシンが欲しくなるようでは、経済的にも苦しいでしょう。しかもやりたい事はほとんどネットの向こう側にある。
『Google Gears (BETA)』や『Adobe、すべてのソフトをWebベースに』なんかも見てると、OSを作るメーカだけが自由にできる世界じゃなくなりそうやし、世の中的にこれからもパッケージOS中心に発展して行けるような環境じゃないのは自明に近い。
そこで幸いAppleは組み込みに狙いをつけ、中でも携帯に関しては後発ながらもiPhoneでデビューとしては、かなり上々な戦績を成し遂げています。MSももちろんそうなんですが、これまでの力の掛け方から見ると、Appleは最小の努力で最大の利益を得た部類ではないでしょうか。
PCのソフトすべてがWebベースになるとも思えませんし、iPhoneの様なハンドヘルドマシンがメインになるとも思えませんが、何にしろ、Appleに取っての正念場は、意外にLeopardの船出を見送った後にあるんじゃないでしょうか。Mac OS Xをコアにうまく使い回しつつも、いろんなモノに進出できればいいですね。願わくば、そこにより多くの開発者を巻き込まれますように。 ツイート