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2007年12月10日のひとりごと。

成果主義

会社のエラい人が、社員の声を求めてるとの話を聞きました。


働き者がドンドン辞めていく状況を案じてのことだと思います。会社の移籍に際して、給与テーブルが変わったと言うのがみなの意見ですが、まぁ端的に出易いですよね、そういう話。でも、それはエラい人もどうしようもないらしいです。個人的には、給与云々も含めてですが『仕事だけを頑張って、安心して暮らしていけない(かもしれない)』ってのが原因と思ってます。会社としては、資格を取るために補助をしたり頑張ってますが『普通にまじめに努力して大学出て就職して、それなりに働き盛りの人間が結婚に不安になり、出産に不安になり…』ってどういう会社なんでしょう。


成果主義の弊害とも言いますが、成果主義も全員頑張ったら全員評価されるなら良いと思います。でも、結局同じグループで誰かをSにするためには、誰かの評価を下げなければならない。Sを付けられるのは何人、Aを付けられるのは何人なんて決まってちゃ、みんなが頑張りを評価されるなんてありえないみたいです。


結局、利益出すために人件費削って、弊害が社員に及んで気付いたときが手遅れなんて、ホントに絵に描いたような話ですね。はてな辺りでSIerが云々って話で盛り上がってましたが、SIerに限った話じゃないと思います。結局、社員は大切にされてないと感じたら、将来に不安を感じたら、自分でなんとかするしかない。仕事もそうですが、それだけじゃダメらしいんで、その他のスキルを磨く事に頑張る。で、キリの良いところで退社。


もう一度言いますけど、『普通にまじめに努力して大学出て就職して、それなりにやってる人間が結婚に不安になり、出産に不安になり…』って、そんな会社でいつまでも働きたいと思うんでしょうか。目先の売り上げに一喜一憂せず、頑張ってる人間の成果がちゃんと生活に反映されて、安心して仕事に打ち込めるような環境を作るのが、まず第一じゃないんでしょうかね。


ひさびさの愚痴シリーズに最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。 ツイートツイート