2018年04月17日のひとりごと。
“失敗の本質”を読んでみました
失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)を読んでます。
その昔、上司の席にずっと置いてあり、いつか読もうと思ってたんですが、ついに読んでみました。ってか「どうしてもっと早く読まなかったのか?」というぐらい良い本ですね。これからも何回も読み直したいぐらい。
とどのつまり、第2次世界大戦でどうして日本は負けるに至ったのかという考察なのですが、今においても全然変わってない日本人組織の(ダメな)特性が如実に言い表されています。著者自身も「結局、後付に他ならない」と断っていますが、なかなかどうして流石としか言いようが無い分析です。残念ながら、歴史背景や時事の順番、軍隊組織に対する知識の無さから理解が浅い部分もありますが、それを差し引いても読んだ甲斐がありそう。
常々、歴史の授業は半分は映画やTVで娯楽的に。もう半分はこういう考察に時間を割いた方が学びが多いと思っていましたが、この本1冊だけでもそういう授業に出来ないものかなぁと思ってしまいました。 ツイート